ドーヴァー6 逆襲 タイトル

ドーヴァー6 逆襲

原題

Dover Strikes Again

発表年

1970

著者/訳者

ジョイス・ポーター/乾信一郎

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

221

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1198
岡の上の小さなサリー・マーチン村は相次ぐショックですっかり平和な眠りを破られてしまった。地震、殺人、そしてロンドン警視庁の悪評高いドーヴァー主任警部の出現である。 悪夢のような地震の夜が明けると、サリー・マーチン村は多くの家屋が倒壊し、道路が切断され、惨たんたる状態を呈していた。死者の数も少なくなかった。地滑りの土砂から発見された建築屋のチャントリーもそのひとりだった。ただ、チャントリーは絞殺されており、他殺だった。現場の混乱状態から難事件になることを予想した地元警察は早速ロンドン警視庁に応援を求め、かくてドーヴァーの出動となったのだ。
サリー・マーチン村に到着したドーヴァー警部は不満だった。まず、村でたった一軒の居酒屋は地震で潰れ、例の自分の嫌いな人間を犯人にするというドーヴァー式捜査法も面白くない人間が多すぎてたちまちいきづまってしまったためであった。ドーヴァーが滞在したホテルは、意地悪ばあさんやら占い気違いの老婦人などが居住者で老人ホームを思わせ、外では破廉恥なヒッピーに出会うのだ。すっかり気を悪くしたドーヴァーはマグレガー部長刑事に困難な捜査を押しつけ、自分は安楽椅子探偵をきどってベッドから動こうとはしなかったが……。
好評ユーモア本格、ドーヴァー・シリーズ第6作!

初版

1973年

重版

1986年再版(670円)

入手

amazon

ISBN

4-15-001198-2

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