帰ってきたイモジェーヌ タイトル

帰ってきたイモジェーヌ

原題

Encore Vous, Imogène?

発表年

1962

著者/訳者

C・エクスブライヤ/荒川比呂志

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

201

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1052
悪魔みたいな赤毛の大女─火の玉イモジェーヌの生れ故郷であるスコットランドのキャランダーは一種の恐慌状態に陥っていた。静かで平和な町全体がそわそわと落ち着かなくなっていた。部下を一人しか持たない巡査部長は、本署に行って辞職を願い出る始末。それもただ、イモジェーヌ・マッカーサリー嬢が、永年つとめた海軍省情報部のタイピストを停年退職し、故郷に帰って永住しようとしているというニュースを伝え聞いたがゆえにだった……。
一方、キャランダーの町が興奮に湧き返っているころ、張本人のイモジェーヌ・マッカーサリーは、ロンドンで海軍省の同僚たちに、最後の別れを告げようとしていた。たとえ火の玉イモジェーヌといわれる荒っぽい大女でも、25年間もつとめあげれば涙の一つもこぼれかねなかった。
が、彼女の行くところ、必ずやトラブルが巻き起こるのを恐れて、町の人びとが戦々兢々となっているとは、御当人はまるで知らなかった。
こうして、喜び勇んで帰るイモジェーヌとは裏腹に、彼女の帰る日が近づくにつれ、キャランダーの町はいっそう騒然となり、そのせいか、ばかでかいスパイ事件か、殺人かが、ほんとに勃発しかねない気配だった……!

初版

1968年(280円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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