ギデオン警視と部下たち タイトル

ギデオン警視と部下たち

原題

Gideon's Staff

発表年

1959

著者/訳者/解説

J・J・マリック/吉田誠一/編集部N

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

210

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ661
ロンドン警視庁にその人ありと知られた犯罪捜査部部長ジョージ・ギデオンは、最近の兇悪犯の激増にくらべ、それにたずさわる部下の人員不足に頭を悩ましていた。四つの事件に三人の警官しか動員できない実情……。ギデオンの数少ない優秀な部下、シド・テイラーが殺害されたのも、もとはこの人員不足が原因だった─テイラーは、オランダから輸入した工業用ダイヤモンドを強奪した〈うすのろ〉ミッキイを追っていた。しかもミッキイは、いったん追いつめられたと知ると、殺人もじさない兇悪犯なのだ! 果して、彼は隠れ家にひとり張り込んでいたテイラーを部下たちに襲わせ、そのすきにゆうゆうと逃げおおせてしまった!
ギデオンが兇悪犯ミッキイの逮捕にテイラーひとりしか送らなかったのは、どだい無謀な話だった。だが、事件は数限りなくあるのだ。そして、ギデオンの部下たちは日夜、これらの事件に命がけで取り組んでいる。一人たりとも余分な人員はいないのだ! しかも、この警察の人手不足をいいことに、恐るべき事件を企らむ犯罪人があとを断たなかった─。
ギデオンの苦悩は深まるばかりだった……。
殺人、強盗、麻薬密売と、果てしない犯罪に命を賭けて戦う、ロンドン警視庁のギデオンとその部下たち……。警察官の苦悩と戦いを如実に描く、新しい警察小説の傑作!

初版

1961年(180円)

重版

入手

amazon

ISBN

なし

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