カラスは数をかぞえない タイトル

カラスは数をかぞえない

原題

Crows Can't Count

発表年

1946

著者/訳者/解説

A・A・フェア/田中小実昌/田中小実昌

カバーデザイン

上泉秀俊

ページ数

253

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ710
莫大な遺産の相続人シャーリイ・ブルースは、なぜ高価なエメラルドのペンダントを宝石店に売ったのか? 彼女は、今は亡き鉱山所有者コーラ・ヘンドリックスの養女で、急に大金を必要としていたとも考えられない。何者かに脅迫でもされているのではないか?─クール&ラム探偵事務所を訪れたコーラの遺産管理人シャープルズの依頼は、シャーリイがペンダントを手放した理由を彼女に内緒で探ってほしいという、ちょっと奇妙なものだった。
さっそく調査を開始したラムは、意外な事実をつきとめた。問題のペンダントは、シャープルズのパートナーであるキャメロンが、金融ブローカーに頼んで売らせたものだったのだ。何か裏がありそうだ。─ラムとシャープルズはキャメロンの家を訪ねた。が、そこで二人を待っていたのは、自室に横たわったキャメロンの刺殺体だった! 家の中には誰一人おらず、彼の飼っていたカラスがバタバタ飛んでいるばかり。しかも、テーブルの上には、エメラルドだけがなくなった問題のペンダントがのっていた─殺人にまで発展した怪事件に、ラムはコーラの遺産をめぐる陰謀の匂いをかいだ!
事件を解決する鍵は、コーラが遺したコロンビアの鉱山にある─そう直感し、南米に飛んだラムのつかんだ意外な真相とは?

初版

1962年

重版

1987年再版(855円)

入手

amazon

ISBN

4-15-000710-1

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