迷路 タイトル

迷路

原題

The Maze (米 Persons Unknown)

発表年

1932(米版は1931)

著者/訳者/解説

フィリップ・マクドナルド/田村義雄/長谷部史親

カバーデザイン

勝呂忠

ページ数

168(巻末「新時代を予兆したフィリップ・マクドナルド」、マクドナルドの主な翻訳作品)

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワポケットミステリ1687
事件の状況は、まるで小説のようだった。現場はロンドン郊外の高級住宅地。著名な実業家が自宅の書斎で殺害されたのだ。警察の捜査の結果、外部からの侵入は不可能。したがって犯人は当夜屋敷に滞在していた十人の男女の中にいることになる。被害者の家族、友人たち、そして使用人。だが、さっそく開始された検死審問では、彼らの意外な動機が次々と明らかになり、真相の究明はかえって袋小路に入りこんでしまう。苦悩するロンドン警視庁は、名探偵ゲスリン大佐に泣きついた。休暇中のゲスリンが、証言記録だけをもとに推理した、事件の驚くべき真相とは……全篇が書簡と証言記録だけで構成され、読者は探偵とまったく同じ情報を与えられる。論理的に推理をすれば真犯人に到達できるはずだ─読者に真っ向からフェアプレイの勝負を挑む、黄金時代の名作登場

初版

2000年(900円)

重版

入手

amazon

ISBN

4-15-001687-9

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