UK レジナルド・ウェクスフォード首席警部
(Chief Inspector Reginald Wexford)

死を望まれた男
「死を望まれた男」
(1969年)
(東京創元社)

 現代イギリス最高の女流作家ルース・レンデルの生み出した、イギリスの警察官探偵。

 サセックス州キングズマーカム警察署主任警部。初登場時は52歳で、どちらかというと美男子とはいい難く、大柄でがっしりとした人物。 年齢を重ねるごとに太ってきて医者から節制を言い渡され、その後努力して痩せたという経験を持っています。

 読書家で古典の知識も豊富な教養深い人物で、鋭い人間観察と深い洞察力によって粘り強く堅実な捜査を心がけていきます。事件中で人間の悲喜劇に触れると古典を一節引用したりすることもしばしばです。

 現在は妻との2人暮らしで、長女の生んだ孫が2人います。これらの家族がたまに作品中にも登場して、物語に温かみを添えてくれます。


■原作■

ルース・レンデル
(Ruth Rendell 英 1930- )


■人物ファイル■

職業
サセックス州キングズマーカム警察、犯罪捜査課主任警部
趣味
読書、古典の研究
協力者
部下のマイケル・バーデン警部
クロッカー医師

■事件ファイル■

【長編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 薔薇の殺意 1964 角川文庫('81)
2 死が二人を別つまで 1967 創元推理文庫243-2
3 運命のチェスボード 創元推理文庫243-1
4 死を望まれた男
(友は永遠に)
1969 創元推理文庫243-4
光文社文庫('88)
5 罪人のおののき 1970 創元推理文庫243-5
6 もはや死は存在しない 1971 角川文庫('87)
7 ひとたび人を殺さば 1972 角川文庫('80)
8 偽りと死のバラッド 1973 角川文庫('87)
9 指に傷のある女 1975 角川文庫('86)
10 乙女の悲劇 1978 角川文庫('83)
11 仕組まれた死の罠 1981 角川文庫('88)
12 マンダリンの囁き 1983 HPB1449
13 無慈悲な鴉 1985 HPB1488
14 惨劇のヴェール 1988 角川文庫('89)
15 眠れる森の惨劇 1992 角川文庫('00)
16 シミソラ 1994 角川文庫('01)
17 聖なる森 1997 HPB1678
18 悪意の傷跡 1999 HPB1724
19 The Babes in the Wood 2002 -
20 End in tears 2005 -
21 Not in the Flesh 2007 -

【短編集】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Means of Evil and Other Stories 1979 -
1 茸のシチュー事件
(悪の手段)
1977 新潮文庫「16品の殺人メニュー」('97)
HMM'84.1
2 藁をもつかむ 1979 光文社文庫「女を脅した男」
EQ'80.3(14)
3 Ginger and the Kingsmarkham Chalk Circle
赤毛の坊やとチョークの輪
HMM84.7
4 ウェックスフォードの休日 1978 光文社文庫「女を脅した男」
EQ79.3
5 When the Wedding Was Over
結婚式のあとで
1976 HMM90.5
2 The Copper Peacock 1991 - 全11編
1 もとめられぬ女
( 求められぬ女)
1990 光文社文庫「女を脅した男」
EQ'91.7
3 Blood Lines 1995 - 全11編
1 Blood Lines -
4 女を脅した男 1998 光文社文庫 英米短編ミステリー名人選集1 日本独自に編纂
ウェクスフォード警部もの4編を含む全11編
1 追いつめられて
(追いつめられたネズミ)
1991 扶桑社「現代ミステリーの収穫Ⅰ/ケラーの療法」('97)

【映像作品】
"Wexford(邦題「ウェクスフォード警部シリーズ」)"(1987- )

ジョージ・ベイカー (George Baker) 主演

No. 事件名 発表年 ビデオ 備考
1 Wolf to the Slaughter
運命のチェスボード
1987 日本クラウン ウェクスフォード警部1('01)
日本クラウン ウェクスフォード警部1('93)(193分)
8/2
8/9
8/16
8/23
2 A Guilty Thing Surprised
罪人のおののき
1988 日本クラウン ウェクスフォード警部2('01)
日本クラウン ウェクスフォード警部2('93)(145分)
6/19
6/26
7/3
3 Shake Hands Forever
指に傷のある女
1988 日本クラウン ウェクスフォード警部3('01)
日本クラウン ウェクスフォード警部3('93)(145分)
9/23
9/30
10/7
4 No Crying He Makes: The Christmas Mystery
すりかえられた泣き声
1988 日本クラウン ウェクスフォード警部4('01)
日本クラウン ウェクスフォード警部4('93)(77分)
12/23
5 No More Dying Then
もはや死は存在しない
1989 日本クラウン ウェクスフォード警部5('01)
日本クラウン ウェクスフォード警部6('93)(146分)
10/22
10/29
11/5
6 A Sleeping Life
乙女の悲劇
1989 日本クラウン ウェクスフォード警部7('01)
日本クラウン ウェクスフォード警部7('93)(144分)
11/12
11/19
7 The Veiled One
惨劇のヴェール
1989 日本クラウン ウェクスフォード警部6('01)
日本クラウン ウェクスフォード警部5('93)(101分)
12/17
8 Some Life and Some Die
偽りと死のバラッド
1990 日本クラウン ウェクスフォード警部8('01)
日本クラウン ウェクスフォード警部8('93)(144分)
9/30
10/7
10/14
9 The Best Man to Die
友は永遠に
1990 日本クラウン ウェクスフォード警部9('02)
日本クラウン ウェクスフォード警部9('93)(100分)
10/21
10/28
11/4
10 An Unkindness of Ravens
無慈悲な鴉
1990 日本クラウン ウェクスフォード警部10('02)
日本クラウン ウェクスフォード警部10('93)(100分)
11/11
11/18
11 Put on by Cunning
仕組まれた死の罠
1990 日本クラウン ウェクスフォード警部11('02)
日本クラウン ウェクスフォード警部11('93)(100分)
12/24
12 A New Lease of Death
(死が二人を別つまで)
1991 - 9/29
10/6
10/13
13 Murder Being Once Done
(ひとたび人を殺さば)
1991 - 10/20
10/27
11/3
14 From Doon with Death
(薔薇の殺意)
1991 - 11/10
11/17
15 Means of Evil
(悪の手段)
1991 - 11/24
12/1
16 Achilles Heel 1991 - 12/26
17 The Speaker of Mandarin
(マンダリンの囁き)
1992 - 9/27
10/4
10/11
18 The Mouse in the Corner
(追いつめられて)
1992 - 10/18
19 An Unwanted Woman
(求められぬ女)
1992 - 11/11
11/18
20 Kissing the Gunner's Daughter
(眠れる森の惨劇)
1992 - 11/15
11/22
11/29
12/5
21 Simisola
シミソーラ
1996 日本クラウン ウェクスフォード警部スペシャル1('00)(155分) 1/26
2/2
2/9
22 Road Rage
聖なる森
1998 日本クラウン ウェクスフォード警部スペシャル2('00)(206分) 11/8
11/9
23 Harm Done
(悪意の傷跡)
2000 - 10/11

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