新年明けてから盛り上がりを見せているアメリカの大統領選挙。今は共和党・民主党の各候補者を決める予備選挙だが、民主党の方はビル・クリントン前大統領の夫人でもあるヒラリー・クリントン氏と、アフリカ系アメリカ人で黒人の血を引くバラク・オバマ氏の激しいつばぜり合いが続いている。
2月のスーパーチューズデーでは接戦で、その後オバマ氏が12連勝して迎えたこの日は人口の多いテキサスをはじめ4州で予備選が行なわれたが、ヒラリーが3つの州を制して連敗を止め、何とか首の皮一枚つながったという感じだ。これでオバマ氏の勢いを止められたのか、4月22日のペンシルベニア州が最後のヤマと予想されるが、獲得代議員数で100もの差がついていることもありヒラリーが苦しい立場なのは間違いない。
しかしこの熱狂的とも思えるオバマ氏に対する支持を見ていると、数年前に小泉純一郎氏が郵政民営化賛成か反対かを問い衆議院の総選挙に打って出た当時とよく似ている気がする。あの時もこれだけが焦点化されてしまい、他にどんな政策を訴えてもどうしようもないほどの勢いで自民党が大勝したが、今回のオバマ氏も変革という言葉をキーワードに巧みな演説が展開され、熱狂的な支持を集めているようだ。
どちらも非常にカリスマ性があり、かつ初の女性大統領ないし黒人大統領を目指しているだけに頑張って欲しいものだが、一方共和党の方はジョン・マケイン氏が共和党候補として正式に確定した。現在71歳だが上院議員を4期務める大ベテランで、祖父も父もともに有名な海軍提督だったそうだ。マケイン氏自身も海軍に入隊してベトナム戦争に従軍し、5年の間捕虜として耐えた経験を持っているそうだ。議員としては党派に捕われない一匹狼的な行動が多くこのあたりは先の小泉氏に似ている。
民主のヒラリーとオバマの戦いにばかり注目が行くが、この時期に確定した共和党のマケイン氏は本選挙に充分備えることができるし、なかなかもって侮れないと思う。
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