本日はミステリの最新刊を中心に書籍情報を追加した。注目は先日発売されたばかりのパーシヴァル・ワイルドの「検死審問─インクエスト」とダフネ・デュ・モーリアの「レベッカ」(上下)である。
どちらも既に書籍情報があった本で、今回は新たに新装版が発売されたという形だが、まず「検死審問」の方は法廷ミステリの古典的名作ということで非常に有名な作品で、本格色も濃く江戸川乱歩も激賞した作品としても知られている。過去にも別冊宝石や東京創元社の世界推理小説全集、そして新潮文庫で邦訳されており、何度も刊行されていることからも出来の良い作品であることが分かる。
しかし絶版になって久しく、今回遂に創元推理文庫で刊行されることとなった訳だが、最後に刊行されたのが1959年ということで実に約50年ぶりということになる。この作品に登場する検死官のリー・スローカム閣下はもう一作品「Tinsley’s Bones」にも登場するが、それも創元推理文庫から刊行予定となっているらしく、個人的にはそれが非常に楽しみだ。
一方「レベッカ」の方は1938年の作品でゴシックロマンスの古典的名作として非常に有名な作品。そしてアルフレッド・ヒッチコック監督、ローレンス・オリヴィエとジョーン・フォンテーンの主演で映画化され、20カ国以上にも翻訳されており、今もって色褪せない傑作である。
実は昨年2007年がモーリア生誕100周年だったこともあり、それを記念して新潮社から新訳が刊行されていて、今回はその文庫化にあたる。カバーデザインも一新され、個人的には非常にいい感じに仕上がっていると思っているので、この文庫化は非常に嬉しい。
ちなみに
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