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サイキック探偵の先駆け的存在

UK オカルト探偵 フラクスマン・ロウ
(Flaxman Low)

シャーロック・ホームズのライヴァルたち2
「シャーロック・ホームズの
ライヴァルたち2」
(早川書房)
 イギリスの作家ヘスキス・プリチャードがE&H・ヘロン名義で母親と合作して作り上げた、オカルト探偵の先駆けとして位置づけられる探偵。

 プリチャード自身がとある晩餐会の席でアーサー・コナン・ドイルと出会い、激励を受けて書かれた作品だけあって、作風はホームズものに近いと言われています。

 秀でた額に長い首とそれに付けた低いカラー、学者らしい薄い口ひげとスポーツマンらしい風貌の信頼に足る男で、冥界の存在を信じ、心霊研究家として普段は様々な降霊現象を探究しています。
 そして物語ではいつも一つの屋敷が舞台となって騒動が勃発。ホームズのような冷静沈着さと持ち前の博識を活かして心霊現象を調査し、その原因となっている「理由」を見事に突き止めてみせます。

 このフラクスマン・ロウものは評論家コリン・ウィルソンをして「ジャック・フットレル(思考機械ものの作者)によって書かれた2、3の例外を除いては、ホームズの影響を受けて書かれた作品の中では最も出来の良いもの」と評されています。

■原作■

E&H・ヘロン
(E. and H. Heron 英 1876-1922)


■人物ファイル■

職業 心霊研究家
事件簿 1短編集12短編に登場

■事件ファイル■

【短編集】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
  Ghosts 1899 -  
  1 スパニアード館物語
(ハマースミス「スペイン人館」事件)
  早川文庫87-2「シャーロック・ホームズのライヴァルたち2」('83)
河出文庫「イギリス怪談集」('90)
 
2 The Story of Medhans Lea   -  
3 The Story of the Moor Road
荒地道の事件
  創元文庫507-2「淑やかな悪夢─英米女流怪談集」('06)」
東京創元社「淑やかな悪夢―英米女流怪談集」('00)
 
4 ベールブラウ荘奇談   早川文庫 NV232「ドラキュラのライヴァルたち」('80)  
5 The Story of the Grey House   -  
6 The Story of Yand Manor House
ヤンド荘事件
  HMM'03.8  
7 The Story of Sevens Hall   -  
8 The Story of Saddler's Croft   -  
9 The Story of No.1, Karma Crescent   -  
10 The Story of Konnor Old House   -  
11 The Story of Crowsedge   -  
12 The Stoty of Mr. Faxman Low
(The Story of Flaxman Low)
  -  

【アンソロジー・オムニバス】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
Ghost Stories 1916 - 短編集1から6編を再録
Flaxman Low, Psychic Detective 1993 - オムニバス、雑誌掲載時の挿絵もついた完全版
The Experiences of Flaxman Low 2003 - オムニバス

【参考】「シャーロック・ホームズのライヴァルたち2」(早川書房 ハヤカワミステリ文庫)
 


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