ベンスン殺人事件 タイトル

ベンスン殺人事件

原題

The Benson Murder Case

発表年

1926

著者/訳者/解説

ヴァン・ダイン/井上勇/中島河太郎

カバーデザイン

イラスト 桶本康文/デザイン 小倉敏夫

ページ数

391
作品レビュー

あらすじ(解説文)

出版

東京創元社
創元推理文庫103-1
ウォール街の悪徳株式仲買人アルヴィン・ベンスンの怪死をめぐり、多すぎる容疑者の中から独自の心理的探偵法によって真犯人を指摘する名探偵ファイロ・ヴァンス。
本書はアメリカにおける本格推理長編の黄金時代の幕開けを告げた記念すべき作品であるとともに、美術評論家ウィラード・ハンティントン・ライトがヴァン・ダインの筆名の許に発表した前長編中の歴史的な第一作である。

初版

1959年

重版

1994年54版(600円)

入手

セブンアンドワイicon amazon

ISBN

4-488-10301-4

【感想】★★★★

 ファイロ・ヴァンス初登場作品ですが、なかなか良く出来た作品だと思います。当初アメリカにおいて大反響を呼んだのも肯ける内容です。
 作品中ではやたらとヴァンスが美術・骨董等のうん蓄を語りますが、それほど違和感はありませんでした。 私はそれほど嫌味なキャラクターだとは私は思いませんでしたが。

 謎解きについては伏線もきちんとあってそれほど難しくないと思います。ヴァンスの展開する推理に成る程と唸らされるでしょう。 それよりも私の印象としては、とにかくヴァン・ダインは文章構成に長けた作家だと思いました。さすがに美術評論家をしていただけのことはあります。