【感想】★★★
ルパンシリーズは短編の方が断然出来が良いと個人的には思っているのですが、本作はそんな長編作品の中ではかなり出来のいい作品だと思います。ただ上下巻に分けられているのですが評価が2冊で少し違っていて、細かく評価すると、「813」の方が5点満点で、「続813」のが2点といったところでしょうか。
「813」ではまたルパン・シリーズ独特の意外性に富んだ結末で読者をアッと言わせてくれます。 サスペンス的要素もたっぷりで、なかなか読み応えがあったと思います。
一方「続813」の方は、前半の「813」が楽しかったのを考えると、若干厳しい展開になりました。謎解きもイマイチパッとしませんし、サスペンス部分も展開が前半に比べれば遅く、「813」であれだけ驚かされた後では少々退屈かもしれません。
「813」が非常に良かっただけに、もう少しコンパクトに纏まっていればなという少し残念な思いもありました。 また結末も何かやりきれないすっきりしない感じがしました。
|