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文化出版局
グレアム・グリーンの乗りもの絵本 |
前に出した『小さなきかんしゃ』、『小さなしょうぼうしゃ』につづく、グレアム・グリーンの三冊めの絵本です。
いつごろ、どこの町でのお話か、はっきり書いてありませんが、舞台は多分、1920年代か1930年代のロンドンでしょう。馬車とともに、ロンドン名物の二階バスや、パトカーが走っています。現在の英国の大都会では、女王さまのパレードでもなければ、馬車を見かけることは、めったにありません。
盗まれた2輪馬車が、「ほこりをあげて」逃げて行く場面がありますが、道路の舗装の行きとどいたロンドンでも、そのころには、石畳の間に馬糞などたまっていて、ずいぶんほこりの立つ日もあったそうです。……(後略) |