出版 |
文化出版局
グレアム・グリーンの乗りもの絵本 |
17世紀の中ごろ、徳川幕府は江戸に火消し役をおきました。これは、消防の組織として、世界で1番古いものだそうです。
でも日本の消防はそれから長い間、おもに破壊消防でした。火事を消すより、火が燃え広がらないように、近所の家をこわすことに力をそそいだのです。
明治の時代になったとき、英国ではもう、蒸気ポンプができていました。やがて日本も、これを輸入して、火事を消すのに使うようになりました。
この本の主人公「ちびしょうぼうしゃ」はその蒸気ポンプ車です。蒸気の力でポンプを動かして、水をはき出します。火事場へかけつけるときには、馬が引っぱるのです。……(後略) |