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UK リンゼイ・デイヴィス
(Lindsey Davis)

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「密偵ファルコ 白銀の誓い」
(1989年)
(光文社)
 イギリスの女流推理小説家で、修道士カドフェルものの作者エリス・ピーターズ女史亡き後の歴史ミステリーの第一人者として高い人気を得ています。

 バーミンガムに生まれ、オックスフォード大学で英文学を専攻した後13年間公務員を勤めていましたが、ある時ふと作家になることを思い立ち、歴史小説「The Course of Honour」を書き上げます。

 ところがこれを出版社に持ち込んでみたものの、どの出版社からも採用を断られてしまいます。ちなみにこの作品は彼女が有名になり作家として地位の確立した1998年になってようやく陽の目を見ることとなります。

 もっともこの歴史小説を書いた時の努力は無駄ではありませんでした。下調べの際に半ば冗談めいた中で思いついたという古代ローマに時代をとった密偵ファルコもののアイデアを元に今度は「密偵ファルコ 白銀(しろがね)の誓い」を書き上げますが、これが見事に採用が決まり1989年に作家デビューを果たします。

 するとこの作品はたちまち好評を博し、イギリスの図書館において貸し出し回数の1位を記録。他方海外でも版権が売れアメリカでも広く読まれるようになり、世界的な人気を獲得することとなったのです。

 1999年にはエリス・ピーターズ女史の功績を讃えて新設された英国推理作家協会(CWA)賞のヒストリカル・ダガー賞を密偵ファルコものの長編「Two for the Lions」で受賞し、初代受賞者の栄誉を獲得しました。

 密偵ファルコものは謎解きの面白さに加えて、冒険小説やハードボイルドの要素も持ち、またヘレナとのロマンスも物語の興味を高めます。そして何よりも古代ローマの風俗や社会が詳細に活き活きと描かれている所に最大の魅力があります。これらの古代ローマの知識は著者自身によると独学で身につけたものらしく、彼女の真摯な努力と熱心な研究ぶりを窺い知ることができます。
密偵ファルコ 錆色の女神icon
「密偵ファルコ 錆色の女神」
(1991年)
(光文社)

■作家ファイル■

出身地 イギリス、バーミンガム
学歴 オックスフォード大学卒
生没 1949年〜
作家としての経歴
1989 歴史ミステリ長編「密偵ファルコ 白銀(しろがね)の誓い」を発表しミステリ作家としてデビュー
1999 長編「密偵ファルコ 獅子の目覚め」でイギリス推理作家協会(CWA)賞のエリス・ピーターズ・ヒストリカル・ダガー賞の初代受賞者に
シリーズ探偵 密偵マルクス・ディディウス・ファルコ (Marcus Didius Falco)
代表作 「密偵ファルコ 白銀(しろがね)の誓い」
「密偵ファルコ 獅子の目覚め」

■関連リンク■

1 リンゼイ・デイヴィス公式サイト


■著作リスト■

1 密偵マルクス・ディディウス・ファルコ登場作品リスト

2 その他の作品

【長編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
The Course of Honour 1998 - 歴史小説
最初に書かれた作品

【邦訳短編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
豆畑に死す 1996 EQ'98.9(125) 闘士ミロ
The Party May Yet Be Living...
当事者はまだ存命しているやも…
1998 ジャーロ'01春  
Body Zone
人体館(ボディゾーン)
2001 ジャーロ'02秋  
Something Spooky on Geophys
古城の幽霊
2003 ジャーロ'05春  

 


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