出版 |
東京創元社
創元推理文庫134-5 |
建築技師、マークは仕事を終えて、ローマからアメリカに帰る予定だった。だがホテルで、彼は不審な挙動を示す女性に救いを求められる。ホテルの一室に女を送って行ったマークは、自分が意外にも、国際的な重大事件に巻き込まれていることを発見する。ホテルから失踪した美貌のバレリーナの運命は? 自由主義左翼の新聞記者が経験するジレンマは? 秘密警察の指導者自ら、ローマに姿を現わした理由は? 冷たい雨に閉ざされた美しいローマの街のたたずまいに不気味な恐怖が浮かび上がる。その恐怖の止まることを知らない限界に……。 |