出版 |
東京創元社
創元推理文庫134-3 |
空想科学小説雑誌の編集長、ウェッブ・ウィルスンは、アパートにもどったとき、自分のシャツにべっとり血がついていることに気づいた。指や手が血まみれになっていた。今夜、何があったのだろう? 恐怖と不安が彼をとらえた。泥酔していたあいだに、自分が誰かを殺したのかも知れない。しかし、何ひとつ記憶になかった……。ウェッブは自分が犯人でないとすれば誰なのかと思いまどう。夜、孤独、雨、恐怖、もはや頼るべきものはただひとり、自分しかいなかった。マッギヴァーン、中期の傑作スリラー「ゆがんだ罠」は、読者を奇怪にゆがんだおそるべき罠にみちびく。 |