妖精のような小娘

倒叙ミステリの代表的な存在として知られている〈迷宮課事件簿〉シリーズで有名なイギリスの推理小説家ロイ・ヴィカーズの生み出した淑女泥棒。
計12の短編が1935年に「フィデリティ・ダヴの功績」という題名で短編集としてまとめられましたが、この一連の作品が書かれたのはヴィカーズがまだ〈迷宮課〉シリーズを書き始める前のことです。
妖精のように可愛らしい風貌の小娘が数多くの手下たちを手足のように操って、見た目からは想像もできない大胆不敵な犯罪を計画し実行するという設定が受けて人気を呼びました。
この作品は怪盗小説の典型ともいえる「どうやって盗んだか?」といういわゆる〈ハウダニット〉を主体とする作品で、どの作品も奇想天外なトリックで読者をあっと言わせてくれる好編揃いです。
| No. | 事件名 | 発表年 | 邦訳 | 備考 | |
| 1 | The Exploits of Fidelity Dove (フィデリティ・ダヴの功績) |
1935 | - | 初版時はデイヴィッド・ダーラム (David Durham) 名義 | |
| 1 | A Face and a Fortune | 1924 | - | ||
| 2 | Suspense | - | |||
| 3 | The Genuine Old Muster | - | |||
| 4 | A Classic Forgery 署名偽造 |
1924 | EQ'98.1 | ||
| 5 | The Culverbury Diamonds | - | |||
| 6 | The Merchant Princess | - | |||
| 7 | Forteen Hundred Per Cent | - | |||
| 8 | A Deal in Reputation | - | |||
| 9 | The Laughing Nymph | - | |||
| 10 | 聖ジョカスタの壁掛け (聖ヨカスタのつづれ織り) |
創元文庫104-28「完全犯罪大百科/上」('79) HMM'76.5 |
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| 11 | The Meanest Man in Europe ヨーロッパでいちばんケチな男 |
EQMM'63.9 | |||
| 12 | グレート・カブール・ダイヤモンド | 創元文庫104-27「犯罪の中のレディたち/下」('79) | |||