出版 |
早川書房
ハヤカワミステリ文庫
8-6 |
ギャリイが姿を消したのはクリスマスの数日前だった。 一通のクリスマス・カードを送ってきたきり連絡を絶って二ヶ月─いまその母親からの依頼で捜索を開始したアーチャーの胸にはすぐに思い当たることがあった。 娘は看護婦だった。 そして、彼女が最後に看護したのが、重傷を負って病院に担ぎ込まれたギャングの仲間だったのだ。 果して娘はある名うてのギャングとともに姿を消していた……しかし、二人の行方を追うアーチャーの前にはまったく別の男の死体が待ち受けていた! 事態は予期せぬ展開をみせ僅かな糸口は断たれたかに見えたが……。 |