出版 |
東京創元社
創元推理文庫283 |
ギデオン警視は財界の巨頭ボーグマンが四年前に自動車事故と見せかけて妻を殺し、その遺産相続によって今日の地位を築いたことを知っていた。が、公判にかけようにも証拠がない。何しろ相手は政界、財界はもとよりマスコミの世界にも君臨する勢力家であるから、下手に手を出せばギデオンの首はとぶし、警視庁の威信にもかかわる大問題になりかねない。この虎の尾を踏まずして、ギデオンはいかなる方法でボーグマンを司直の手にわたすか? さらに、ロンドンの地下に根を張る自動車泥棒、性犯罪、麻薬ギャング、いんちき競馬の犯罪組織等、ギデオンは多角的な活動を要求される……。 |