獄中のホームズと称される犯罪者

USA ハンニバル・レクター博士
(Hannibal Lecter)

レッド・ドラゴン〔決定版〕
「レッド・ドラゴン〔決定版〕」
(1978年)
(早川書房)

 アメリカの小説家トマス・ハリスが生みだした、アメリカ人元精神分析医の異常犯罪者で年齢は41歳。

 自分の患者9名を殺し、2名に瀕死の重症を負わせますが、死刑制度の廃止のためボルティモアの精神異常犯罪者収容病院の特別病棟に、監視人をつけてで厳重に監禁されています。

 犯行の際犠牲者の臓器を食べたため〈人喰い(カニバル)・レクター〉とあだ名された彼は、精神異常ではありますが、その反面天才的な犯罪学の専門家でもあり、その能力を買われて第2作「羊たちの沈黙」では、FBIからサイコ・キラー探索の協力を依頼され、その優れた洞察力と分析力で容疑者を鮮やかに推理してみせています。


■原作■

トマス・ハリス
(Thomas Harris 米 1940- )


■人物ファイル■

職業
元精神科医
現在はボルティモア精神異常犯罪者収容病院にて厳重な監禁状態に置かれている
犯罪歴
自分の患者を9人殺害、2人に重傷を負わせる
あだ名
犠牲者の臓器を食べたことから〈人食い(カーニバル〉レクター〉と呼ばれ恐れられるようになる
ライヴァル
FBI特別捜査官クラリス・スターリング

■事件ファイル■

【長編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 レッド・ドラゴン 1978 早川文庫 NV1019・1020(決定版)(上下)
早川文庫 NV554・555(上下)
早川書房('85)
ハヤカワベスト100・31位
映画化('86)
2 羊たちの沈黙 1988 新潮文庫(新訳版)(上下)('12)
新潮文庫('89)
EQアンケート71位
映画化('91)
3 ハンニバル 1999 新潮文庫(上下)('00) 映画化('00)
4 ハンニバル・ライジング 2006 新潮文庫(上下)('07) 映画化('07)

【映画脚本】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 Red Dragon: The Screenplay
レッド・ドラゴン―シナリオ・ブック
2002 新潮文庫('03) テッド・タリー脚色

【研究書】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 ハンニバル・レクター博士の記憶の宮殿 2000 夏目書房('01) リチャード・マクドナルド著
2 ハンニバル・レクターのすべて 2001 新潮社('01) 新潮社行動科学課編

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