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角川書店
角川文庫 赤520-11 |
14秒、13秒…イェンセン主任警部は彼方に聳え立つ高層ビルを見つめながら秒読みを開始した。10秒、9秒…この国のマスコミを牛耳る大手出版社に送られた爆破予告の脅迫状は、はたして本物か? 地上30階のあの美しい建物が本当に吹き飛ぶのか?…3、2、1、ゼロ!
爆発は起きなかった。
脅迫状の紙は、同社の感謝状に用いられるものと同じだった。すると、犯人は同社の関係者か? 脅迫状の「きさまらが犯した殺人」とは何を指すのか? さらに、30階建てのビルの”31”階にあると噂される秘密の課とは?
イェンセンの捜査の過程で次第に明らかになる巨大文化産業の恐るべき実体、そして意表をつく結末とは?─ベック・シリーズの原型を示す力作! |