出版 |
早川書房
ハヤカワポケットミステリ
155 |
刑事の心を奪ったのは、死した美女であった─広告会社の美人文案家ローラ・ハントが殺された。世間はこのセンセーショナルな事件に騒然となったが、捜査部長マーク・マックファーソンにしてみれば、それはこれまで解決してきた幾十もの類似の事件の繰り返しにすぎなかった。しかし、ひとたび彼女の私生活を調査しはじめた彼は、ローラの魅力に、いつしかとらわれてしまった自分を知ったのだった。死んだ女性に恋してしまったマックファーソンは、懸命に捜査を進めるうちに、主人のいなくなった彼女のアパートで意外な事実に直面する─本書は発表された二年後に、オットー・プレミンガー監督によって映画化され、小説界のみならず、映画界からも絶大な喝采を博した。心理描写の巧みさ、意外性をサスペンス、本格的な謎、そして形式の面白さに満ちた、米国女流作家キャスパリが贈る第一級の探偵小説 |