出版 |
早川書房
ハヤカワミステリ文庫
41-2 |
中年の温厚な医師を夫に持ち、先妻の残した二人の子供と義妹との五人暮らしを送るルシール─傍目には幸福そうな家庭にありながら、彼女だけは、未だに16年前に変死を遂げた先妻の夢を見るほど不安に嘖まれていた。
ある冬の朝、奇妙な風体の見知らぬ男がルシールに一つの小箱を渡して立ち去った。その後まもなく、ルシールは忽然と姿を消してしまった……家人をはじめとする捜索の末、彼女はとある病院の鉄の門の中に発見される! 正体なき恐怖に怯える若き後妻の心理と本格的謎が一体となった、女史会心の作。改訳決定版! |