ミステリー・推理小説データベースTOP本格黄金時代

元シェイクスピアの名優

USA ドルリー・レーン
(Drury Lane)

ドルリー・レーン

Xの悲劇
「Xの悲劇」
(1932年)
(東京創元社)
 エラリー・クイーンが生み出したもう一人の名探偵。 元はシェークスピアの俳優でしたが、聴覚を失ったために引退を余儀なくされてしまいます。

 そして現在はニューヨーク市郊外の丘に建つ〈ハムレット〉荘にて、助手のクエーシーや執事のフォルスタッフら数少ない近しい人物に囲まれて悠々自適の隠遁生活を送っています。

 聴覚は失いましたが、読唇術を身につけ、電話以外では通常の人間と何ら変わりなく生活できます。
 また年齢は60を過ぎているのですが、毎日水泳を欠かさず、日に焼けた鍛えられた肉体をもち、顔には皺ひとつなく、その風貌からは40代にしか見えません。

 そんなレーンですが、劇中で数多くの犯罪者を演じてきたためか、犯罪者の心理を見抜くのが得意で、名探偵としての才能も持ち、難事件に音をあげて〈ハムレット〉荘を訪れてくるニューヨーク市警のサム警部らの要請を受け難事件の捜査に乗り出します。

 また、時には助手のクエーシーの天才的メイキャップによって変装し、自ら捜査・証拠集めに奔走したりもします。
Yの悲劇
「Yの悲劇」
(1932年)
(早川書房)

■原作■

バーナビイ・ロス(エラリー・クイーン)(フレデリック・ダネイ & マンフレッド・リー)
 (Barnaby Ross 米 Frederic Dannay 1905-1982 & Manfred Bennington Lee 1905-71)


■人物ファイル■

生年月日 1871年11月3日、ニューオーリンズ生まれ
父はアメリカ人俳優、母はイギリス人コメディアン
住所 ニューヨーク市東部のハドソン河畔の丘に建つ〈ハムレット〉荘
職業 舞台俳優
7歳で初舞台、23歳でニューヨークにて〈ハムレット〉を演じ、大好評を得る。その後ロンドン上演での長期興行記録を更新する
1928年、耳の病気のため57歳で引退
趣味 シェイクスピアの文献収集、水泳
愛用品 インヴァネスのケープ、りんぼくのステッキ、つばの広い黒のフェルト帽
特技 読唇術、変装
名前の由来 ロンドンの劇場街の名前から
協力者 助手のクェーシー、執事のフォルスタッフ
NY市警のサム警部、NY地方検事ウォルター・ブルーノ
サム警部の娘ぺーシェンス・サム
事件簿 全4長編

■事件ファイル■

【長編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
Xの悲劇 1932 創元文庫104-1
早川文庫2-41
HPB301
東京創元社 世界推理小説全集28('56)
新樹社 ぶらっく選書15('50)
ハヤカワベスト100・38位
EQアンケート9位
Yの悲劇 創元文庫104-2
早川文庫2-42
集英社文庫 乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10 [4]('98)
HPB302
東都書房 世界推理小説体系19('62)
東京創元社 世界推理小説全集22('56)
新樹社 ぶらっく選書10('50)
春秋社 傑作探偵叢書('37)
乱歩ベスト10・4位
ハヤカワベスト100・7位
EQアンケート2位
Zの悲劇 1933 創元文庫104-3
早川文庫2-44
HPB303
東京創元社 世界推理小説全集38('56)
新樹社 ぶらっく選書18('51)
EQアンケート78位
レーン最後の事件
(ドルリイ・レーン最後の事件)

(紙魚殺人事件)
創元文庫104-4
早川文庫2-45
HPB304
東京創元社 世界推理小説全集39('57)
日本公論社 英米探偵小説新傑作選集('36)
EQアンケート113位

【研究書】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
名探偵読本4 エラリイ・クイーンとそのライヴァルたち 1979 パシフィカ('79) 石川喬司+山口雅也編
日本で独自に編纂

【参考】名探偵コナン35巻(小学館)
 


ミステリー・推理小説データ・ベース Aga-SearchTOPへ