タイトル
カードの館
原題
House of Cards
発表年
1967
著者/訳者/解説
スタンリイ・エリン/深町眞理子/深町眞理子
カバーデザイン
勝呂忠
ページ数
400
あらすじ(解説文)
出版
早川書房
ハヤカワポケットミステリ
1089
パリの下町でクラブの用心棒まがいの職についていた元プロボクサーで作家志望のアメリカ人、レノ・デイヴィスは、ある夜美貌の未亡人アン・ド・ヴィルモンの急場を救ったことから、彼女の息子ポールの家庭教師に雇われることになった。レノが住みこんだ屋敷は〈偉大なヴィルモン将軍〉の一族の館だった。彼らはいずれもアルジェリアの大コロンであったが、モロによるアンの夫ヴィルモン大佐の死、フランス軍の敗北とともに本国へ引き揚げてきたのだ……。レノが最初に気づいたのは、館の日々をつくりあげている意味ありげな目くばせやドアのかげの私語、覆い隠された秘密のなかのアンの孤立とそのかろうじて爆発寸前の緊張を押えている姿だった。だが、はじめレノは、ポールが誘拐されるという母親の訴えを信じる気になれなかった。一族は嫡子のポールを大切に扱っていたし、一方アンは見えぬ敵に正常な精神を破壊されるほどに苦しめられ恐怖を植えつけられているにもかかわらず、恐怖に耐えるだけで、決して館からは逃げ出そうとはしないのだ。……が、館の住人によって先任の家庭教師が殺害された事実を知ったとき、不安に怯える母子の姿はレノにとって突如現実的なものとなった!─パリ、ヴェニス、ローマを舞台に、サスペンス、冒険、恋を十分に織り込んだ新しいロマネスクを構築する鬼才エリン、待望久しい大長編!
初版
1969年
重版
1995年3版(1500円)
入手
ISBN
4-15-001089-7
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