レーン最後の事件 タイトル

レーン最後の事件

原題

Drury Lane's Last Case

発表年

1933

著者/訳者/解説

エラリー・クイーン/鮎川信夫/中島河太郎

カバーデザイン

辰巳四郎

ページ数

398
作品レビュー

あらすじ(解説文)

出版

東京創元社
創元推理文庫104-4
サム警部のもとに現われた七色のひげの男が預けていった手紙の謎は? シェークスピアの古文書をめぐる学者たちの争いは、やがて発展してペーシェンス・サムを窮地に陥れ、われらが名探偵レーンを巻き込んでいく。 謎また謎の不可思議な事件が相次ぎ、感動のクライマックスへと突進んで行く、バーナビー・ロス名義の名作四部作の最後を飾る、ドルリー・レーン最後の名推理!

初版

1959年

重版

1996年73版(620円)

入手

セブンアンドワイicon amazon

ISBN

4-488-10404-5

ドルリイ・レーン最後の事件 タイトル ドルリイ・レーン最後の事件

原題

Drury Lane's Last Case

発表年

1933

著者/訳者/解説

エラリイ・クイーン/宇野利泰/

カバーデザイン

ページ数

あらすじ(解説文)

出版

早川書房
ハヤカワミステリ文庫
2-45
サム元警視のもとを訪ねてきたのは、色眼鏡をかけ髭をまだらに染めた異様な風体の男だった。一通の封筒を預け男は消えたが、同じ頃博物館でシェイクスピアの稀覯本すり替え事件が起きる。サムの要請に応じ、名探偵ドルリー・レーンが真相究明に乗り出すが……シェイクスピア劇の元名優ドルリー・レーンが、世界文学史を根底から覆す大事件の謎に挑む。X、Y、Zに続く四部作の掉尾を飾る巨匠の代表的傑作。改訳決定版。

初版

1996年(900円)

重版

入手

セブンアンドワイicon amazon

ISBN

4-15-070145-8

【感想】★★

 レーン最後の事件です。この結末には賛否両論どちらもあるでしょうし、高く評価する方もいらっしゃれば、極めて不愉快な気持ちになった方もいらっしゃると思います。それぐらい評価の分かれる作品だと思います。私個人としてはクイーンの意図は十分に分かるのですが、何だか人間が物扱いされているみたいで悲しい気持ちになりました。

 最後の印象が強すぎて、他の部分をあまり考えることができないのですが、作品を詳細に検討してみると何だか未解決の部分が多かったような気がします。最初に提起された謎の部分と解決編がつながっていないのでよく分からない話ですし、最後の部分も「あの犯人があの凶器であんなことするかなあ」と心理的な違和感を感じましたし、不自然な印象が否めませんでした。

 犯人当てに関しては伏線はちゃんと張られてはいるのですが…当たった方は余程先入観を持たずに冷静に物事を見つめられる鋭い観察眼の持ち主だと思いますね