出版 |
早川書房
ハヤカワミステリ文庫
56-1 |
会社社長のロンズデイル・ウォルシは嘘が大嫌いな男だった。その彼が殺人罪で告訴され、終身刑を宣告された。おれは証人の偽証によって有罪になったんだ! 彼は不撓不屈の精神で脱獄を計画し、まんまとそれに成功した。さらに、かねて白羽の矢を立てていた名判事を自宅に監禁し、誘拐もどきの手段で、事件の関係者を判事邸へ集めた。そこで彼は、裁判のやり直し、すなわち法廷外の再審を要求したのである! 目をまるくする判事や弁護士をしりめに、ついに珍妙な裁判の幕は上った。ブラック・ユーモア風に展開する異色法廷ミステリの傑作。 |