出版 |
早川書房
ハヤカワミステリ文庫
31-2 |
重い高所恐怖症にかかり、警察を辞め弁護士となったフラヴィエールは、友人の実業家の頼みで素振りがおかしいという妻の尾行を引受けた。自分を自殺した曾祖母の生れ変りと信じる彼女に自殺の気配があるというのだ。確かにその行動は奇怪だった。苔むした墓地で、あるいは川岸で彼女は放心したように物思いに耽っていた。そしてある日、鐘楼の高みに登った彼女は高所恐怖症の彼をふりきり突如、暗い死の淵へと身を投げた……!
ヒッチコックの『めまい』の原作。謎と恐怖と心理のミステリの三要素を兼ね備えるフランス・サスペンス小説の代表作 |