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USA アーロン・エルキンズ
(Aaron Elkins)

古い骨
「古い骨」
(1987年)
(早川書房)
 現代アメリカで活躍する貴重な本格推理小説家。元ボクサーで骨格人類学者・行政経済学教授を経て作家に専念するようになります。

 大学で教鞭をとっている時に執筆を思い立ち、47歳にして初めて作品を発表します。それが1982年の「恐怖の友情」でした。この作品にはスケルトン探偵が初登場しますが、スリラー小説に近いものでした。ちなみにスケルトン探偵がその本領を発揮し始めるのは次の第作「暗い森」からになります。

 さてそのスケルトン探偵ギデオン・オリヴァー教授ですが、彼は骨を調べることで生前の姿を鮮やかに推理するという従来の推理小説にはない独特の特技を持っている探偵で、彼が推理を展開するシーンは、エルキンズが小さい頃よく読んでいたというシャーロック・ホームズを彷彿させるものがあります。
 妻ジュリーと旅行に行く先々で事件に巻き込まれるというのがパターンです。

 エルキンズは他にも美術館学芸員クリス・ノーグレンの活躍する美術ミステリーの作品や、妻でありロマンス作家であるシャーロット・エルキンズとの合作したシリーズも発表しています。

 そもそも処女作の執筆も妻の助言によるものだったそうで、スケルトン探偵ともども夫婦の仲が良くて羨ましい限りです。
偽りの名画
「偽りの名画」
(1987年)
(早川書房)

■作家ファイル■

出身地 アメリカ、ニューヨーク生まれのブルックリン育ち
学歴 ハンターカレッジ卒後、ウィスコンシン、アリゾナ、カリフォルニア州立、カリフォルニアの各大学で人類学及び教育学の修士号を取得。
生没 1935年〜
作家としての経歴
1982 47歳のときにスケルトン探偵初登場のスリラーもの「恐怖の友情(Fellowship of Fear)」で作家デビュー
1983 長編「暗い森」を発表、この作品からスケルトン探偵ギデオン・オリヴァー教授が本格的に活動開始する
1988 長編「古い骨」でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長編賞を受賞
シリーズ探偵 スケルトン探偵ギデオン・オリヴァー教授 (Gideon Oliver)
サンフランシスコ郡の美術館学芸員クリス・ノーグレン (Chris Norgren)
女性ゴルファーリー・オフステッド (Lee Ofsted)(妻シャーロット・エルキンズとの共著)
代表作 【ギデオン・オリヴァー】
「古い骨」

【クリス・ノーグレン】
「偽りの名画」
ランキング EQアンケート68位

■著作リスト■

1 スケルトン探偵 ギデオン・オリヴァー教授登場作品リスト

2 美術館学芸員 クリス・ノーグレン登場作品リスト

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
偽りの名画 1987 早川文庫299-2
早川文庫ミステリアス・プレス40
 
一瞬の光 1991 早川文庫ミステリアス・プレス67  
画商の罠 1993 早川文庫ミステリアス・プレス85  

3 リー・オフステッド登場作品リスト(妻シャーロット・エルキンズとの共著)

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
A Wicked Slice 1989 -  
Rotten Lies 1995 -  
Nasty Breaks 1997 -  
Where Have All the Birdies Gone? 2004 -  
On the Fringe 2005 -  

4 その他の作品

【長編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
Loot
略奪
1999 講談社文庫('01) 美術探偵リヴィア
Turncoat 2002 -  

【邦訳短編】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
Dutch Treat
笑うオランダ人
1989 早川文庫ミステリアス・プレス「聖なる夜の犯罪」('90)
HMM'90.12
 
Nice Gorilla
かわいいゴリラ
1992 HMM'92.6 シャーロット・エルキンズとの合作
Shafted
九番アイアン
1995 EQ'98.7 シャーロット・エルキンズとの合作
A Slight Mistake
勘違い
1997 EQ'99.7  

【参考】「偽りの名画」(早川書房 ハヤカワミステリ文庫)
 


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