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USA パトリシア・コーンウェル
(Patricia Daniels Cornwell)

検屍官
「検屍官」
(1990年)
(講談社)
 アメリカの女流ミステリー作家。幼い頃に両親が離婚し、その後母親が精神病院に入院するなど幸福ではなかったようです。その間福音伝道者の妻ルース・ベル・グラハムに育てられ、彼女の生き方にも影響を与えたといいます。そうして書かれたのが1983年に発表された処女作の「忘れえぬ時」でした。

その後17歳年上の大学教授と結婚しますが10年ほどで離婚。その間新聞社の警察担当記者として犯罪記事を担当し、その後バージニア州の検屍局でコンピュータープログラマーとして活躍します。

 そして1990年1月、その経験をもとに書いたのが女性検屍官ケイ・スカーペッタを主人公とする「検屍官」です。「架空のことは書かない」ということを信条にしている通り綿密な調査や取材を元に作られたこの作品は大反響を呼びアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の新人賞(エドガー賞新人賞)およびイギリス推理作家協会(CWA)賞新人賞(クリーシー賞)、更にはマカヴィティ賞、アンソニー賞という、権威あるミステリーの新人賞4つを総ナメにしました。

 その後もこの検屍官シリーズは書き続けられていますが、DNA鑑定など最新の科学捜査や心理分析等を駆使したリアルな文体とサスペンス感あふれるストーリー展開が多くの読者に支持されている大きな要因といえます。

■作家ファイル■

出身地 アメリカ、フロリダ州マイアミ生まれ、ノースカロライナで育つ
学歴 デヴィッドスン・カレッジ卒
生没 1956年6月9日〜
作家としての経歴
1983 処女作であるルースの伝記「忘れえぬ時(A Time for Remembering)」を著す
1990 ケイ・スカーペッタ初登場作品である長編「検屍官」を発表し、イギリス推理作家協会(CWA)賞の新人賞を受賞
1991 同「検屍官」でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の新人賞を受賞
1993 スカーペッタものの長編「真犯人」でイギリス推理作家協会(CWA)賞のゴールド・ダガー賞を受賞
シリーズ探偵 検屍官ケイ・スカーペッタ (Dr. Kay Scarpetta)
ヴァージニア州警察署長ジュディ・ハマー (Judy Hammer)
捜査官ウィンストン・ガラーノ (Winston Garano)
代表作 「検屍官」
「真犯人」
ランキング EQアンケート53位

■関連リンク■

1 パトリシア・コーンウェル公式サイト


■著作リスト■

1 検屍官 ケイ・スカーぺッタ登場作品リスト

2 ヴァージニア州警察署長ジュディ・ハマー登場作品リスト

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
スズメ蜂の巣 1997 講談社文庫33-9('98)  
サザンクロス 1998 講談社文庫33-11('99)  
女性署長ハマー 2001 講談社文庫33-15・16(上下)('01)  

3 捜査官ウィンストン・ガラーノ登場作品リスト

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
捜査官ガラーノ 2006 講談社文庫33-25('07)  
The Front 2008 -  

4 その他の作品

【短編集】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
真相─"切り裂きジャック"は誰なのか?
(切り裂きジャック)
2002 講談社文庫33-21・22(上下)('05)
講談社('03)
 

【児童書】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
Life's Little Fable 1999 -  

【エッセイ・評論その他】

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
A Time for Remembering
(忘れえぬ時)
1983 - 処女作
ルース・ベル・グラハムの伝記
パトリシア・コーンウェルの食卓 2002 講談社('03) マーリーン・ブラウンとの共著

 


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