アリバイ崩しのエキスパート

UK クリストファー・ブッシュ
(Christopher Bush)

完全殺人事件
「完全殺人事件」
(1929年)
(東京創元社)

 イギリスの本格作家。 両大戦で兵役をつとめ少佐にまで昇進し、また長い間学校で教師として働いていました。 その経験が作品にも色濃く反映されています。

 その作風はアリバイ崩しもエキスパートと言われているように、イギリス本格黄金時代の巨匠F・W・クロフツに似た所があり、アリバイ・トリックが多用されているのが大きな特徴です。

 もっとも60を超す長編を発表しているため、中にはオーソドックスな犯人あての作品も多数あるようです。


■作家ファイル■

本名
チャーリー・クリスマス・ブッシュ(Charlie Christmas Bush)
出身地
イギリス、イングランド東部イースト・アングリア生
学歴
ロンドン大学キングズ・カレッジ卒
生没
1885年~1973年
作家としての経歴
1926
長編第1作「プラムリーの遺産(The Plumley Inheritance)」を発表し、ミステリ作家としてデビュー
1929
代表作の長編第2作「完全殺人事件」を発表
シリーズ探偵
探偵ルドウィック・トラヴァース (Ludovic Travers)
ジョン・ベンハム (John Benham)
代表作
「完全殺人事件」
「100%アリバイ」

■著作リスト■

1 探偵 ルドウィック・トラヴァース登場作品リスト

2 ジョン・ベンハム登場作品リスト

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 The Strange Prisoner 1947 -
2 The Auber File 1953 -

3 その他の作品

すべてマイケル・ホーム (Michael Home) 名義

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
1 The Questing Man 1936 -
2 The Harvest Is Past 1937 -
3 July at Fritham 1938 -
4 The Place of Little Birds
(Attack in the Desert)
1941 -
5 The House of Shade 1942 -
6 City of the Soul 1943 -
7 The Cypress Road 1945 -
8 No Snow at Latching 1949 -
9 The Soundless Years 1951 -
10 That Was Yesterday 1955 -

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