クロフツ後期の作品で、今回はとにかく動機の発見が最大の焦点です。 相変わらず丹念に脚を使って捜査するフレンチ警部ですが、首席警部に昇進したこともあって上司として部下の捜査を暖かく見守るという要素も加わっています。 全体としては無難な危なげない本格ミステリといったところでまずまず面白かったのですが、意外性が少なく他の作品と比べると印象が薄いという感じです。 ただ平均点以上の作品であることは間違いありませんので、オーソドックスな本格ミステリを読みたい方にはオススメですね。