出版 |
早川書房
ハヤカワポケットミステリ
480 |
街頭写真師ビンゴとハンサムの両人は、ピカピカのロードスターに乗りこんで、意気揚々とハリウッドをめざしていた。懐にはまだ軍資金もあるしハリウッドに着きさえすれば成功の端緒をつかめることは間違いない。二人の前途は明るかった……が、サーズデイという田舎町で、二人は道路に飛び出してきた七面鳥を轢き殺してしまった。 賞をとった、一羽十ドルで売れる七面鳥。だが、自分は母親が病気なのですぐに帰らねばならないから、その七面鳥五百羽を家と一緒に二千ドルで売ってやろう。人のいいご両人は百姓風の男の話に飛びついた。が、しばらくしてやってきたのは七面鳥の持ち主だという男。しかも、賞をとったどころか、せいぜいが一羽二、三ドルの代物だという……。災難はそれだけでは済まなかった。二人を詐欺にかけた男は捕まらぬだろうと言われ、意気消沈して外出から戻った二人を待っていたのは男の死体。そして、五百羽の七面鳥は忽然と消え失せていた! 10年前の銀行強盗事件をめぐり、脱走犯、狂った美女、兇暴な七面鳥など入り混じって、奇想天外の大騒動が! |