出版 |
河出書房新社
メグレ警視シリーズ22 |
土曜日、メグレが帰宅すると客が待っていた。レオナール・プランション、ペンキ塗装業をしている男である。女房が、雇っている職人を家に引き入れ、夫婦気どりで寝室を占領し、自分は台所の簡易ベッドで寝ている。こんな状態がもう二年も続いている、二人を殺してしまう以外に解決策はない─と男は告白する。メグレは、毎日自分に電話をかけることを約束させて、その場は引きとらせる。プランションは月曜日に電話をかけてきたきり、連絡してこない。メグレは心配になり、部下をつかって様子を探らせるが、男の行方はわからない……。 |