出版 |
河出書房新社
メグレ警視シリーズ18 |
真冬の明け方、ブローニュの森で男の惨殺死体が発見された。顔はつぶされていたが、腕にあった入墨から、男は、メグレには旧知の怪盗キュアンデと判明した。現場に駆けつけた検事と判事は、この殺人をやくざ同士の刃傷沙汰と見て問題視せず、メグレには、折から頻々と発生中のピストル強盗事件の捜査に全力をあげるよう命じた。キュアンデに奇妙な親近感を持つメグレは、強盗事件の捜査の合間をぬってキュアンデ事件を手がけ、怪盗の生前の生活、さらには死の真相にしだいに迫っていく……。 |