出版 |
河出書房新社
メグレ警視シリーズ17 |
額縁作り職人ガストン・ムーランの伯母が殺され、貯めこんでいた小金が奪われた。密告する者があり、ムーランに不利な証拠も出て、彼は逮捕され、犯行否認のまま起訴された。ムーランに白の心証をいだいたメグレはその後も捜査をつづけ、律儀なムーランとはあまりにも対照的な妻ジネットに疑いを持った。法廷でジネットの素行が明るみに出されて、裁判の成行きは一転し、ムーランは無罪の評決を得た。ジネットと共謀してムーランに罪をかぶせようとした男こそ真犯人なのだ。メグレはジネットとムーランを秘かに監視しつづける……。 |