出版 |
河出書房新社
メグレ警視シリーズ11 |
サン・ジョルジュ警察署書記ジュール・メグレ。26歳。新婚5ヵ月。あこがれの本庁刑事をめざして、昇進試験の準備をしている。当直の晩、銃声を聞いた通行人の訴えで、メグレは現場に駆けつけるが、問題のジャンドロー家には、死体はおろか、犯罪の影も形もない。おまけに当家の主人は署長の友人だという。翌日メグレの報告を受けた署長は、警察がこの件に公に介入するのは好ましくないと判断して、メグレに休暇を与え、個人的に捜査することを命じる。署長の思惑をよそに、新前警官メグレの捜査はしだいに事件の核心に近づいていく。 |