ミステリー・推理小説データベースTOP幻の本格作家

UK ノーマン・ベロウ
(Norman Berrow)

魔王の足跡
「魔王の足跡」
(1950年)
(国書刊行会)
 イギリスの推理小説家。その生涯の大半をオーストラリアとニュージーランドで過ごし、第二次世界大戦の際に6年間軍役に就いたこと以外、詳しい経歴は不明。

 1934年から1957年までの間に計20冊の長編ミステリーを発表し、そのどれもが密室殺人や人間消失などの不可能犯罪を取り上げた本格推理もので、また人狼や幽霊屋敷、魔術などの怪奇・オカルト趣味が濃厚な作風というのが大きな特徴とされています。

 不可思議で魅力的な謎の提出、創意工夫の凝らされたトリックは本格ミステリファンなら垂涎ものですが、その一方で人物描写はあっさりしていて登場人物にあまり個性が感じられず、またイギリス人でも理解不能と思われる方言やスラングが多用されているのが災いしてか、近年再評価の動きはあるものの本国での知名度はあまり高くはないようです。

 第二次世界大戦直後の、イギリス南部の田舎町ウィンチャムを舞台にランスロット・カロラス・スミス警部の活躍する5長編が最も脂の乗り切った時期に書かれた作品で、代表作の大半はここに集中してしています。

■作家ファイル■

出身地 イギリス
生没 1902年〜
作家としての経歴
1934 長編「The Smokers of Hashish」でデビュー。その後1957年までに計20冊の長編ミステリーを発表
シリーズ探偵 コーテニー警部
マイケル・レヴェル
ランスロット・カロラス・スミス警部
代表作 「Ghost House」「魔王の足跡」

■著作リスト■

1 ランスロット・カロラス・スミス警部登場作品リスト

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
The Three Tiers of Fantasy 1947 -  
The Bishops Sword 1948 -  
The Spaniard's Thumb 1949 -  
Don't Go Out after Dark 1950 -  
魔王の足跡 国書刊行会 世界探偵小説全集43('06)  

2 コーテニー警部登場作品リスト

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
The Secret Dancer 1936 -  
One Thrilling Night 1937 -  

3 マイケル・レヴェル登場作品リスト

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
Fingers for Ransom 1939 -  
Murder in the Melody 1940 -  
Words Have Wings 1946 -  
The Singing Room 1948 -  

4 その他の作品

No. 事件名 発表年 邦訳 備考
The Smokers of Hashish 1934 -  
Oil under the Window 1936 -  
It Howls at Night 1937 -  
The Terror in the Fog 1938 -  
Ghost House
(改 The Ghost House)
1940 - 1979年に全面改稿
The Eleventh Plague 1953 -  
Don't Jump, Mr. Boland ! 1954 -  
The Lady's in Danger 1955 -  
The Claws of the Cougar 1957 -  

【参考】「魔王の足跡」(国書刊行会 世界探偵小説全集)
 


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