コリン・ロバートスン
(Colin Robertson)

「殺人の朝」
（1957年）
（東京創元社）

　イギリスの作家。自己について語りたがらない作家ということで経歴はあまり分かっていませんが、1930年代から推理小説を書き始め、70年代までに60冊近い長編ミステリを発表しています。

　ピーター・ゲイレイや私立探偵ヴィッキー・マクベインなど数多くのシリーズがありますが、その大半は通俗スリラーやハメットやチャンドラーなどのアメリカ・ハードボイルドの影響を受けたと思われる作品であると言われています。

　もっとも本格ミステリのジャンルに入る作品もいくつかものにしているらしく、中でも東京創元社のクライム・クラブにて刊行された唯一の邦訳長編「殺人の朝」は長編本格ミステリーで、発表当時フランスでも注目を集めたらしく、推理小説界では最も古株の〈マスク叢書〉でも刊行されたそうです。

■作家ファイル■

出身地

イギリス

生没

1906年～1980年

作家としての経歴

1934

最初の長編「Yellow Strangler」を刊行

1957

唯一日本で翻訳された本格ミステリー長編「殺人の朝」を発表

シリーズ探偵

ジョン・マーティン警部 (Inspector John Martin) (1935～39年にかけて３冊)
ロバート・ストロング警部 (Inspector Robert Strong) (1935～40年にかけて４冊)
ヴィクター・レイルフィールド (Victor Raiefield) (1938～40年にかけて２冊)
ピーター・ゲイレイ (Peter Gayleigh) (1939～69年にかけて15冊)
私立探偵エドワード・ノース (Edward North)
私立探偵ヴィッキー・マクベイン (Vicky Mcbain)
ブラッドリー警視 (Superintendent Bradley) (1957～70年にかけて11冊)
アラン・スティール (Alan Steel)

代表作

「殺人の朝」

■著作リスト■

１　ジョン・マーティン警部登場作品リスト

２　ロバート・ストロング警部登場作品リスト

３　ピーター・ゲイレイ登場作品リスト

４　私立探偵エドワード・ノース登場作品リスト

３　私立探偵ヴィッキー・マクベイン登場作品リスト

４　ブラッドリー警視登場作品リスト

５　アラン・スティール登場作品リスト

６　その他の作品

【長編】

【不明の作品】

【参考】「殺人の朝」（東京創元社　クライム・クラブ）

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